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生活習慣病の種類

医食同源とは、食をうまく使えば医薬の代わりとなりうることを表現した成語ですが、他方で、医薬に副作用や毒薬に匹敵するようなものがあるように、食はその内容や食べ方次第ではかえって病気の源になり得ます。その場合、食と病気は、いわば「病食同源」の関係になります。

さて、この「病食同源」ですが、生活習慣病の多くは、この関係から生じています。成人型の糖尿病は、糖質過多の食事内容が、運動不足やその他の要因と相俟って招来します。また、脂質過多の食事内容の習慣化は、動脈硬化などの循環器系の病気や高脂血症、大腸ガンの直接ないし間接的原因となっています。肥満、メタボリックシンドローム、高血圧など重篤な病因の引き金となりうる体の危険信号が出たら、食事の内容を根本から見直す必要があります。

また、喫煙は、呼吸器系の疾患、例えば慢性気管支炎、肺気腫、肺ガンなどを直接または間接的に誘発させます。さらに、循環器系の疾患の原因にもなっています。

大量な飲酒の習慣化は、肥満やアルコール性肝炎、脂肪肝の直接的な原因となっています。

いずれにしても、生活習慣病の場合は、病気が発現するまでにある程度の時間を必要とします。その期間においては、健康診断の結果で、病気の兆候を読み取り、病気が発現することを食い止めるライフスタイルを構築することが、転ばぬ先の杖となることを忘れないでいたいものです。


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Posted by 夏国 at 09:54